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有機ELを光らせながら内部の電位分布を調べる手法を開発 ~有機ELディスプレイの長寿命化・高効率化へ貢献~
千葉大学大学院工学研究院の宮前孝行教授と大学院融合理工学府博士前期課程2年の鏑城竜也氏らの研究チームは、有機EL(OLED)をはじめとする有機デバイスに電圧をかけて駆動した状態で、内部の電位分布の状態を調べることのできる全く新しい計測手法を開発しました。構成の異なる有機EL素子をこの手法を用いて調べることで、有機EL素子内部に組み込まれた極薄有機層が、内部に元々生じている電位の状態を変化させて発光効率や素子の寿命に影響を与えていることがわかりました。
この計測法により、次世代有機EL素子の動作機構解明や長寿命化、また、省エネルギー化や低コスト化に必要な新規材料の開発の可能性が開かれました。さらに、それら新材料を実際の素子に組み込んだ際の電荷輸送特性を、分子レベルで解き明かすことも期待されます。
本研究成果は、2025年3月10日に、英国学術誌Journal of Materials Chemistry Cに掲載されました。
高専生(専攻科生を含む)対象の見学会開催
千葉大学工学部総合工学科物質科学コースでは,高専生(専攻科生を含む)を対象とした見学会を開催します.
日時: 2025 年 3 月 19 日(水) 9 時 30 分~
場所: 千葉大学西千葉キャンパス
対象: 高専生,高専の専攻科生
参加申込〆切: 3 月 17 日(月)15 時
詳細につきましては,以下のウェブサイトをご参照ください.
https://forms.gle/VYj7P7i4BqnWGm9t8
黒川哲也さん(B4) が優秀賞を受賞(和嶋研究室)
3月に久米島で行われた日本海水学会第16回学生研究発表会で、学部4年の黒川哲也さんが 優秀賞を受賞しました。 題目:ケイ酸ジルコニウムの各種リン酸への吸着能の評価
大学院生の赤塚有杜(あかつかあると)さんがPVSEC-35(International Photovoltaic Science and Engineering Conference)にてStudent Awardを受賞しました(吉田研究室)
博士前期課程2年生の赤塚有杜(吉田研究室)さんがPVSEC-35でStudent Awardを受賞しました。 受賞対象となった口頭講演はArea5ペロブスカイト太陽電池のセッションで行われた ”Understanding Energy Level Alignment at Hole Collecting Monolayer /Perovskite Interface Based on Interfacial Electronic Structure of Organic-Inorganic Semiconductor” (有機ー無機半導体界面電子構造に基づく正孔収集単分子膜/ペロブスカイトの電子準位接続の解明)です。 本研究は、ペロブスカイト太陽電池の正孔収集機構の新しい理論を提案し太陽電池性能を向上させるものです。 PVSECはアジア太平洋地域で最大の太陽電池の学会です。PVSEC-35は、2024年11月10〜15日に静岡県沼津で開催され、 34の国と地域から917名の参加者があり、発表件数は757件でした。 全体の1/4はペロブスカイト太陽電池に関わる研究で、厳しい競争の中での受賞は大変な栄誉です。 https://www.pvsec.org
小林範久先生・奥平幸司先生最終講義のお知らせ
永年,千葉大学工学部総合工学科物質科学コース,および前身の画像科学科,ナノサイエンス学科にて 教育・研究に携わられてこられた,小林範久教授ならびに奥平幸司准教授が,2025年3月をもちまして 定年ご退職となります。 当コースでは,両先生の最終講義・ご退職パーティーを2025年3月5日(水)に, 千葉大学けやき会館大ホール(西千葉キャンパス内)において下記の通り開催いたします。 両先生を囲んだ和気あいあいとした雰囲気の中,これまでのご尽力に感謝の意を表しますとともに, 末永いご活躍を祈念する温かな祝宴となるよう準備を進めたく存じます。 多くのご関係の皆様のご参加のほど,お待ち申し上げております。 日時: 2025年3月5日(水)15:00~(14:30受付開始) 場所: けやき会館 大ホール,3Fレセプションホール プログラム: 【最終講義】15:00~17:30 大ホール ・奥平幸司 准教授 最終講義 ・小林範久 教授 最終講義 ・写真撮影等 【祝賀パーティー】18:00~20:00 3Fレセプションホール ・会費制予定 ※最終講義はZOOMにてライブ配信の予定です。ご登録いただいた方に後日URLをお送りいたします。 ※準備の都合上,参加ご希望の方やライブ配信URLをご希望の方は下記フォームよりご登録ください。 小林範久教授,奥平幸司准教授 最終講義参加申込フォーム 申込締切:2025年2月17日 https://forms.gle/6Loy5fD1BR1pUCtE7 祝賀パーティーにご出席の皆様は人数把握の都合上,必ずご登録をお願いいたします。 最終講義のみのご参加の場合は登録なしでもお越しいただけます。 問合せ先:物質科学コース 中村一希 043-290-3457 Nakamura.Kazuki@faculty.chiba-u.jp
本間大智さん(D1)が分子科学討論会「優秀講演賞」を受賞(吉田研究室)
博士後期課程1年の本間大智さん(吉田研究室)が2024年9月に行われた 第18回分子科学討論会2024京都にて、優秀講演賞を受賞しました。 分子科学討論会は、分子科学に関する国内物理化学分野最大規模の学会です。 優秀講演賞は、分子科学討論会において筆頭著者として優秀な口頭発表を行った 33歳未満の若手研究者に贈られるものです。 講演タイトル:C60固体の超原子分子軌道のエネルギーバンド構造の実測 研究内容:研究室で開発した角度分解低エネルギー逆光電子分光により、 世界で初めて固体状態の超原子分子軌道のエネルギーバンド構造を実測しました。 超原子分子軌道により、従来の有機半導体を超える電子移動度が達成できる可能性が示されました。
和嶋 隆昌 准教授がGEOMATE2024でBest Paper Awardを受賞
和嶋隆昌准教授がタイで開かれた国際会議GEOMATE2024においてBest Paper Awardを受賞しました。 同賞は、GEOMATE2024における発表で格別に優れた研究発表に与えられる賞です。 題目:Preparation of construction materials from simulated lunar rock sand using alkali salts
仲野綾さん(M1)が分子科学討論会優秀ポスター賞を受賞しました。(宮前研究室)
博士前期課程1年の仲野綾(宮前研究室)さんが2024年9月に行われた第18回分子科学 討論会2024京都にて、優秀ポスター賞を受賞しました。 分子科学討論会は、分子科学に関する最新の研究成果の発表や議論される国内物理化 学分野最大規模の学会で、ポスター講演において優秀な発表を行った若手研究者に対 して優秀ポスター賞が贈呈されます。 受賞対象題目:ポリイミド配向膜上の液晶分子配向過程
和嶋研究室のプロジェクトが第22回なのはなコンペ2024で採択(和嶋研究室)
9月に千葉大学で行われた第22回なのはなコンペ2024で、和嶋研究室のプロジェ クトが選ばれました。 題目:循環型社会構築に向けた“炭素繊維リサイクルシステム”の開発・事業化 https://startup-lab.chiba-u.jp/info/4308/