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2024年3月25日

吉田教授の講演が注目講演に選ばれました。注目講演は、約4000件の講演から14件が選ばれプレスリリースするものです。(吉田研究室)

第71回応用物理学会春季学術講演会で、吉田教授の次の講演が2024年応用物理学会春季学術講演会の注目講演に選ばれました。講演タイトルは「有機半導体の伝導帯/価電子帯エネルギーバンド幅の温度依存測定によるポーラロン形成の実証」、講演日は3月25日です。以下、プレスリリースです。
有機半導体材料におけるポー ラロン形成(電荷キャリアが分子や格子の変形により安定化される準粒子)の明確な証拠を提示した。理論研究では ポーラロンが形成されるかどうかが議論されてきたが、これまで実験的な証拠がないため決着がついていなかった。研究グループは、室温から液体窒素温度までのバンド幅の変化を測定。価電子帯と伝導帯のバンド幅の増加を観測しポーラロン形成によるものであることを特定した。本研究はよ り高性能な有機電子デバイスの開発に向けた研究開発基盤を提供するものである。
応用物理学会プレスリリース一覧:https://www.jsap.or.jp/pressrelease/pr20240318
プレスリリース研究内容:(PDF):https://www.jsap.or.jp/docs/pressrelease/JSAP-2024spring-chumoku-05.pdf

2024年3月15日

川越宣幸さん(B4) が最優秀ポスター賞・優秀賞(LFPI賞)をW受賞(和嶋研究室)

3月に北海道伊達市で行われた第15回日本海水学会学生研究発表会で、学部4年の
川越宣幸さんが最優秀ポスター賞と優秀賞(LFPI賞)を受賞しました。W受賞は
発表会初の快挙でした。

題目:混合溶融塩による高圧水素タンクからの炭素繊維回収

2024年1月4日

大学院生の赤塚有杜(あかつかあると)さんが応用物理学会講演奨励賞を受賞しました(吉田研究室)

博士前期課程1年生の赤塚有杜(吉田研究室)さんが第55回(2023年秋季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。
受賞対象講演は「カルバゾール誘導体正孔収集単分子膜の分子配向と界面電子準位」(第84回応用物理学会秋季学術講演会)です。
本研究は、ペロブスカイト太陽電池の正孔収集機構を明らかにし太陽電池性能を向上させるものです。
2024年3月開催の第71回応用物理学会春季学術講演会(東京都市大学世田谷キャンパス)にて記念講演が予定されています。

応用物理学会講演奨励賞は、応用物理学会春秋講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を
発表した若手会員(33歳以下)の功績を称えることを目的に設けられた賞です。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.jsap.or.jp/young-scientist-presentation-award/recipients55

2023年12月21日

代市拓海さん(M1)が,優秀学生発表賞を受賞(宮本研究室)

12月20-21日に東北大学で開催されたシンポジウム「テラヘルツ科学の最先端X」において,修士1年の代市拓海さんが優秀学生発表賞を受賞しました。応用物理学会,電子情報通信学会,テラヘルツテクノロジーフォーラム,日本分光学会の4学会が合同で行うシンポジウムであり,文字通りテラヘルツ科学の最先端研究が一堂に会するシンポジウムです。
発表題目:テラヘルツ円偏光二色性イメージング装置の開発
http://www.thzscience.jpn.org/2023/

2023年12月13日

有機半導体の光エレクトロニクス応用に欠かせない励起子束縛エネルギーの本質を解明(吉田研究室)

物質科学コースの吉田弘幸教授らの共同研究チームは、有機半導体の励起子束縛
エネルギーの精密測定に世界で初めて成功し、励起子束縛エネルギーがバンドギ
ャップの1/4に比例することを発見しました。この結果は、有機半導体の光エ
レクトロニクスの根幹にかかわるもので、有機半導体の光電子物性を制御するカ
ギとなります。
本研究成果は、アメリカ化学会のThe Journal of Physical Chemistry Letters
誌に2023年12月11日(現地時間)にオンライン公開されました。

【本学HP】
https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/post_93.html
https://www.cn.chiba-u.jp/news/231213/
【出版社HP(オープンアクセスなので無料で購読できます)】
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jpclett.3c02863

2023年11月16日

浦和実業学園中学校の職業体験を行いました

11/15,16の二日間の日程で埼玉県の浦和実業学園中学校の生徒3名の職業体験の受け入れを行いました。
初日は当コースの宮川准教授による講義が行われました。
二日目は「光硬化」「エレクトロクロミズム」「レーザー顕微鏡」の3テーマに分かれ教職員の指導の下、実験を行いました。
参加された生徒さんよりお手紙をいただきました。

2023年11月2日

和嶋隆昌准教授が日本イオン交換学会学術賞を受賞

和嶋隆昌准教授が日本イオン交換学会において学術賞を受賞しました。
同賞は、イオン交換に関し格別に優れた研究業績を挙げた日本イオン交換学会会員に与えられる賞です。
題目:環境調和型社会の構築を指向した未利用資源の無機イオン交換体転換プロセスの開発

2023年10月5日

河野竜翔さん(B4) が優秀ポスター発表賞を受賞(和嶋研究室)

8月につくば市で行われた第20回「資源・素材・環境」技術と研究の交流会で、
学部4年の河野竜翔さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。また、本受賞に
より9月に行われた資源・素材学会秋季大会松山大会へ関東支部代表として派遣
され、発表を行いました。
題目:ヨウ素循環を目的としたケイ酸ジルコニウムのフッ素選択的吸着能の解明

2023年9月25日

津田研究室のWebページが開設されました

https://www.tp.chiba-u.jp/tsuda_lab/
津田研究室ホームページをご覧ください。

2023年9月15日

光渦を照射するだけで微小液滴レーザーを直接印刷! -次世代プリンタブルフォトニクスへの応用に期待-

千葉大学分子キラリティー研究センターの尾松孝茂教授、大阪公立大学大学院理学研究科の柚山健一講師らの共同研究グループは、蛍光色素が溶解した高粘度液体(蛍光性インク)の液膜に光渦を照射することで、直径100 µm(マイクロメートル)程度のサイズの揃った液滴を、マイクロメートルスケールの高い位置精度で印刷することに成功しました。さらに、印刷した微小液滴は液滴内部に効率よく蛍光を閉じ込めることができます。その結果、微小液滴がレーザー発振することも明らかにしました。
これらの印刷技術は、微小液滴レーザーアレイの作製や導電性ナノインク、細胞足場材用バイオインクなどのパターニングを可能にし、次世代プリンタブルフォトニクス/エレクトロニクス技術の確立に繋がることが期待されます。本研究成果は、2023年9月13日(現地時間)にアメリカ化学会の学術誌 ACS Photonics にてオンライン掲載されました。

プレスリリースはこちら
https://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/post_1229.html
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-07824.html
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsphotonics.3c01005