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NEWS
2025年3月21日
有機ELを光らせながら内部の電位分布を調べる手法を開発 ~有機ELディスプレイの長寿命化・高効率化へ貢献~
千葉大学大学院工学研究院の宮前孝行教授と大学院融合理工学府博士前期課程2年の鏑城竜也氏らの研究チームは、有機EL(OLED)をはじめとする有機デバイスに電圧をかけて駆動した状態で、内部の電位分布の状態を調べることのできる全く新しい計測手法を開発しました。構成の異なる有機EL素子をこの手法を用いて調べることで、有機EL素子内部に組み込まれた極薄有機層が、内部に元々生じている電位の状態を変化させて発光効率や素子の寿命に影響を与えていることがわかりました。
この計測法により、次世代有機EL素子の動作機構解明や長寿命化、また、省エネルギー化や低コスト化に必要な新規材料の開発の可能性が開かれました。さらに、それら新材料を実際の素子に組み込んだ際の電荷輸送特性を、分子レベルで解き明かすことも期待されます。
本研究成果は、2025年3月10日に、英国学術誌Journal of Materials Chemistry Cに掲載されました。
2024年10月30日
仲野綾さん(M1)が分子科学討論会優秀ポスター賞を受賞しました。(宮前研究室)
博士前期課程1年の仲野綾(宮前研究室)さんが2024年9月に行われた第18回分子科学 討論会2024京都にて、優秀ポスター賞を受賞しました。 分子科学討論会は、分子科学に関する最新の研究成果の発表や議論される国内物理化 学分野最大規模の学会で、ポスター講演において優秀な発表を行った若手研究者に対 して優秀ポスター賞が贈呈されます。 受賞対象題目:ポリイミド配向膜上の液晶分子配向過程
2023年1月24日
[1/24付プレスリリース]目に見えない静電気を分子レベルで観測することに成功~材料固有の帯電特性の解明 へ前進~
宮前孝⾏教授と博⼠前期課程1年の井坂友⾹⽒の研究グループは、 表⾯の分⼦の状態を選択的に調べることのできる計測⼿法を⽤いて、 絶縁体材料の表⾯に溜まっている静電気を⾮接触で⾼感度に検出・可視化する技術 を開発しました プレスリリースはこちら https://iopscience.iop.org/article/10.35848/1882-0786/acb1ec
2022年9月26日
鈴木 唯さん(M1)がStudent Award of ALC’22を受賞(宮前研究室)
10月に沖縄で行われるALC'22(14th International Symposium on Atomic Level Characterizations for New Materials and Devices '22)で、修士1年の鈴木唯さんがStudent Award of ALC'22を受賞いたしました。 題目:Study of the lubricants on polypropylene surfaces by using SFG vibrational spectroscopy https://www.jvss.jp/division/mba/alc/alc22/awards.php
2022年8月8日
夢ナビに、夢ナビ講義と研究室紹介が掲載されました
「夢ナビ講義 夢ナビ 大学教授が君を学問の世界へナビゲート」 https://yumenavi.info/vue/lecture.html?GNKCD=g012170