MOLECULAR SIGNAL
分子シグナル研究部門
研究グループ4. 生理活性糖鎖の立体選択的構築法と生体材料化に関する研究
糖脂質や糖タンパクとして生体膜表面に発現している糖鎖は、糖認識タンパク質との厳密な分子認識を経て細胞接着や感染など様々な生命現象を引き起こす。糖鎖は不斉炭素を数多く有するため立体構造は多岐にわたるが、ある一点のキラリティーを変換するとその生理活性を喪失したり別の活性を示すなど、糖鎖の立体構造と生命現象の相関関係は不明な点が多い。本研究では、従来法にとらわれない新しい概念を基調にした糖鎖の立体選択的構築法を開発し、天然型および一部のキラル炭素を変換した生理活性糖鎖を化学合成することによって、糖鎖の持つキラリティーが関与する生命現象の解明に貢献する。
PROJECT MEMBERS
Research Member
土肥 博史
学科
園芸学研究科 園芸科学コース
興味のあること
細胞表面糖鎖の立体選択的合成法と生物活性評価