プログラム概要 -教育プログラムのコンセプト-

「ナノイメージングエキスパート・プログラム」は、「画像」「ナノ」の相補的な学問領域を統合して新たな先端科学を切り拓くための大学院教育プログラムです。

本プログラムの狙いは、「ナノ」が創成する多彩なマテリアルや現象を理解するナノナレッジとナノマテリアルを未来型「画像」デバイスへ応用する柔軟な創造力を包括的に養うことにあります。

博士前期課程では、「画像」「ナノ」の両学問領域に対応できる基礎を有する学生「ナノイメージング・アソシエート」を育成します。
博士後期課程では、ナノイメージング・アソシエートの中から修士論文、研究業績、研究計画、面接で優れた学生を選抜し「ナノイメージング・エキスパートプログラム」のもとに、技術立国日本の新しい産業の米となる新時代画像科学の即戦力研究者「ナノイメージング・エキスパート」に育成します。

なぜ今、「画像」「ナノ」の融合が必要なのか

平成19年に発足した融合科字研究科は情報科学専攻とナノサイエンス専攻で構成されています。
情報科学専攻は、「画像」を専門的に教育研究してきた全国で唯一の教育研究機関です。
一方、21世紀COE「超高性能有機ソフトデバイスフロンティア」を中心とするナノサイエンス専攻は、目では見えないナノマテリアルやナノ空間における反応を理解し、ナノマテリアルを多角的に制御して新規機能デバイスを創成することを目指しています。
現在、「画像」が扱う情報は大きく変遷し、「ナノ」の世界へと急速に広がりつつあります。
液晶や有機ELはもちろんナノチューブをはじめとする多様な「ナノマテリアル」を駆使して、未来ディスプレイのための新技術を生み出すことが新しい「画像」の姿であり、融合科学研究科の教育研究目標のひとつでもあります。

なぜ今、「画像」「ナノ」の融合が必要なのか