大学院 融合科学研究科 情報科学専攻 画像マテリアルコース

アドミッションポリシー

画像工学に関わる基礎から応用に至る高度な画像材料技術,さらに人間の感性に立脚した画像評価の習得を通じ,社会の中核となる高度技術者の育成を目指しています.以上の観点から次のような学生を広く国内外から受け入れます.
1. 基礎学問あるいはその応用についての知識を身につけている.
2. 画像に興味を持ち,それに関する高度な学問を身につける意欲と素質をもっている.

コース案内

 現在の先端工学におけるキーワードに「ナノテクノロジー」と「情報」が挙げられます. 融合科学研究科はこの領域の連携と発展をめざし,これらの分野で活躍できる高い専門性と広い学際性を身につけた高度技術者,研究者の育成をめざして設立されました.

 これまでの自然科学研究科 情報科学専攻 (博士後期課程),像科学専攻 (博士前期課程) においても,情報の記録,表示,伝達,知覚,認知などの基礎科学と応用に関する教育研究を行い,像情報技術,情報マテリアル,人間情報科学に関する高度技術者等の人材育成を行ってきましたが,よりこれらを強化しようという方向です.

 情報科学専攻は「画像マテリアルコース」と「知能情報コース」で構成されます.情報科学の領域には,情報を担うマテリアル領域も含まれており,急速に拡大・発展する新たな情報関連技術を担える人材の育成が急がれています.本専攻では多彩な新ナノ素材に関する教育研究を行うナノサイエンス専攻との連携性を高めることによって,これらの社会的ニーズに応えることのできる人材の育成を行います.

 とくに,画像マテリアルコースでは,ナノサイエンス,ナノテクノロジーを駆使した情報マテリアルから,物理工学,人間工学までを包括的に学び,画像をキーワードに幅広い視野から情報科学・技術を捉え,開拓できる人材を育成することを目標にしています.

 画像の科学やそれに基づいた工学分野,あるいはそれを利用する人間の分野に興味があり,積極的に取り組む好奇心旺盛な学生を大いに歓迎します.また,他分野のバックグラウンドをもつ人も積極的に歓迎します.画像の世界では,化学,物理学,電気,情報工学,心理学等,さまざまなバックグラウンドを活かした研究が待っています.